「陛下ももういい歳なんですから。
 これはジェイドにも言えることですけど、
 早くお嫁さん貰わないと賞味期限切れちゃいますよ」
「賞味期限ってのはあくまで目安だろうが。なぁ、ジェイド?」
「ええ、その通りです」
「まだ見ぬ2人のお嫁さん達、お腹壊さないといいですね」
「お前、腹は丈夫だろう?」
「弱いです。激弱です。
 生まれたての子鹿の関節にも負けず劣らずなか弱い内臓器官の持ち主です」
「骨盤もしっかりしているようですし安心ですねぇ」
「何笑顔で堂々と人の腰品定めてんのよ、このセクハラ大佐」
「ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた」
「1ぺた10万ガルド!」
「さわさわさわさわさわさわさわさわ」
「陛下は金に物を言わさない!!」





「「ちゅっ」」





「───!?」
「お、真っ赤だな」
「おや、真っ赤ですね」
「な、なな…っ、何…し、て…っ」
「おやおや、貴女もそんな風に取り乱すことがあるのですねぇ」
「これはクセになりそうだな」
「セクハラ上司ズは出て行け───!!」
「ここは私の執務室なんですが」
「ここは俺の国なんだがなぁ」





右頬に陛下、左頬に大佐。
両手にならぬ両頬に何とやら。

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