格言詩

閉鎖した別館・夢追のトップを飾っていた格言もどきな詩たちです。


この世は。
感じる者には喜劇であり、信じる者には悲劇である。


即物的に好ましき、ただし超過の恐れのあるが如きモノ


白に黒が混ざれば穢れるのは自明の理。
では。

黒に白が混ざればそれは果たして浄化と言えるのだろうか。


たとえばそう。
ビルの谷間から見上げて初めて気付く空の広さのような。


君の傍に居たい。
現実に働くのはこの認識だけ


良識はこの世で最も公平に分配されている。
なぜなら誰もが皆自分は十分な良識を備えていると、
思い込んでいるからだ。


幸運が不幸に転じるとき
最も不幸な不運は
それまでが幸せだったことである


天が地を支えるのか
それとも地が天を支えるのか


飲み込め、食らえ、そして制せよ。
世界という名の空気


青空であろうと
星空であろうと

トンネルの中はいつも、真っ暗


空に映して
雲に乗せて

太陽の想いよ、月へと届け


我々が鳥籠の小鳥を哀れむのは、
彼等の自由が束縛されているとそう思い込んでいるからだ。
彼等は自由だ。
なぜなら彼等は不自由でも何でもなく、
むしろ彼等を捕らえる不自由は、
我々にとっての不自由だからだ。


空。
それは永遠に見下ろすことのない世界の壁、僕らの限界。


そう、それは。
不愉快な憤りであったり、不可解な痛みであったり。


君の頭上に広がる蒼
ねぇ、本当は空など何処にも無いのかもしれないね


それでも止まれと言うのか、
この僕に。


信じるは力
信ぜぬも力


共に笑って滅びましょう?


余分という、極めて必要なもの。


幸福
それは間近に迫る喪失の恐れ


生きてなきゃ、死ねない。


女無しでいられぬ男は何やかやと苦労する。
女無しでいられる男はあれらこれやと苦労せずに済む。
女無しでいたがる男となると、この世では大して役立たぬ。

苦労人、苦労知らず、役立たず。
女というものさしをあてると、
この世にはたった3種の男しか存在しない。


惚れるより慣れ。
要するに魔が射したというか悪い事が重なった結果なのだ。