【 JDC探偵データ 】
ここでは小説の幻影城殺人事件までのデータを紹介しています。





【 日本探偵倶楽部 】 通称JDC(apan itective lub)

 京都府中京区に本部を持つ、日本最高の探偵組織。
 鴉代蒼司を代表とし、350人の名(迷)探偵が能力に応じて第1〜7班に格付編成され、性別年齢は問わず、実力主義の下、その成績でもって毎月容赦無く班替えが行われている。また、事実上犯罪捜査の頭脳となっている事から、法務省よりJDC探偵全員には、犯罪捜査許可証(通称ブルーIDカード)が発行され、警察と協力しつつ捜査を行っている。
 JDCには2種類の入試制度があり、1つは司法試験の難易度とされる試験を受け、合格後には第7班からスタートするもの。もう1つは『持ち込み推理』という形で即実戦力となることを示せば、第4班からスタートできるという持ち込み制度がある。
 JDCの捜査形態は、基本的には違う班の探偵2名がコンビを組んで捜査を行う。(一部例外有り)その場合、上位班の探偵は下位班の探偵を指名でき、同位班同士では互いの承諾があればコンビを組める。前者の場合指名された探偵は『助手』として、後者は共に『相棒』としてバディ制でもって捜査をしていく事になる。





【 JDC探偵プロフィール 】


名 前 鴉代 蒼司 <アジロ ソウジ>
所 属 JDC総代表
推 理 【集中考疑】<シュウチュウコウギ>
事件の要点に集中して超絶推理を展開。
呼 称 電話探偵<テレフォンディテクティブ>・超絶探偵・大<メガ>探偵
備 考 JDC創立者。鴉代蒼也の父。
世界的探偵組織(通称DOLL)に認定された世界で6人しか存在しないS探偵の一人。
『フィロ・スフィア(球形の哲学者)』の称号を持つ。
ヘビースモーカーで、コロンビア産の葉巻を愛喫。


名 前 刃 仙人 <ヤイバ ソマヒト>
所 属 第一班班長
推 理 『ジン推理』
弁証法的思考で推理を展開する。
スタンダードな推理(テーゼ)に対して反対の推理(アンチテーゼ)をたて、
両者を高次な観点から、統合(アウフヘーベン)する。
呼 称 ジンさん
備 考 A探偵。九十九十九と並んで『JDCの双璧』とされる。
鼻先からズレ落ちた金縁の角眼鏡とその風貌は探偵というよりは学者。
若作りな愛嬌のある顔立ちで、欲望に無関心といった印象。
一族が皆狂気に侵されるという家系と名の呪縛を否定するために探偵の道を選ぶ。


名 前 九十九 十九 <ツクモ ジュウク>
所 属 第一班副班長
推 理 『神通理気』<ジンツウリキ>
必要なデータが揃うと瞬時に真相を悟る。開悟。
しかし、推理小説の探偵役のようにわざとらしく思い悩んだりしないだけで、
総代曰く、実は普通の推理だという説もある。
呼 称 メタ探偵・許しと悟りの人
備 考 A探偵。刃と並んで『JDCの双璧』とされている。
日本では3人しか確認されていないメタ探偵の一人。
総代をして『傾世の美人』と言わしめる、神がかった超絶世の美貌を持つため、
警察側から常にサングラスの着用を義務づけられている。
(『美し過ぎる』との理由で探偵としては初の写真集が発禁になったり、
 その声と優雅な仕草だけで、男女問わず世界中16万人がテレビ越しに卒倒した)
日本四大悲劇の一つ『彩文家殺人事件』の生き残り。九十九音夢の義兄。


名 前 不知火 善蔵 <シラヌイ ゼンゾウ>
所 属 第一班
推 理 『懐疑推理』
懐疑を徹底し、推理を繰り返す。
呼 称 JDCの至宝・不知火翁、師匠(総代のみ)
備 考 A探偵。鴉代蒼司の師。少年の頃から相当しごいていたらしい。
口元と顎には白い髭、左眼には黒い眼帯をしている。


名 前 天城 漂馬 <アマギ ヒョウマ>
所 属 第一班
推 理 『潜探推理』<センタンスイリ>
潜在意識を探索することによって意図的に天啓を閃かせる。
呼 称 不良探偵・怠慢探偵・果報待機
備 考 日本で3人しか確認されていないメタ探偵のうちの一人。
JDCに顔を出すのは非常に稀。
故に↑の様に否定的な同僚などから軽蔑されている。
無類の酒好きで刹那的な快楽主義者。雨霧冬香の元恋人。


名 前 霧華 舞衣 <キリカ マイ>
所 属 第一班
推 理 『消去推理』
全ての可能性を一つ一つ丁寧に消去していき、最後に真相を露出させる。
呼 称 消去推理の貴婦人
備 考 出生に秘密を持つ、聡明が服を着たような美人。
JDCに入る前は私立探偵をしていたが、
その時自らの過信故に命を失いかけたところを九十九十九により助けられ、
そのまま勧められてJDCに入る。


名 前 龍宮 城之介 <リュウグウ ジョウノスケ>
所 属 第一班
推 理 『傾奇推理』<カブキスイリ>
常識に捕われず、頓知を利かせた推理を展開。
呼 称 黒衣の推理貴公子・とんちの龍宮・JDCの推理袋・言司探偵・ひらめきの龍宮
ねじれた脳細胞を持つ男・ウラシマ(不知火からのみ)・ゼリー状の脳細胞etc…
備 考 黒のマント、黒い手袋に黒のフェルト帽(きちんと夏用・冬用と区別有り)という
奇抜なファッションセンスの持ち主。
そして犯罪的なまでの破滅的機械音痴。触るだけで機械を壊す。
暗号解読(ワードゲーム)の天才。世界58カ国語をマスターしている。甘党。


名 前 雨霧 冬香 <アマギリ トウカ>
所 属 第二班班長
推 理 『悟理夢中』<ゴリムチュウ>
眠りに落ちて思考能力を高める。
呼 称 特に無し
備 考 天城漂馬の元恋人


名 前 螽斯 太郎 <キリギリス タロウ>
所 属 第二班副班長
推 理 『俯瞰流考』<フカンリュウコウ>
観察者である自分を事件から突き放した所から事件全体の皮相を鳥瞰し、
高みから全体を見下ろし流れるままに思考を遊ばせ解決を探る。
呼 称 特に無し
備 考 凶悪事件で記憶喪失となり、ダミーの犯人にされそうになっていたところを、
鴉代蒼司とその父・鴉代蒼神に助けられ、そのまま自分を探すためにJDCへ。
その後凶悪事件により相棒と最愛の妻を失い、またその事件を解決した龍宮に対し心からの尊敬、絶対の信頼を抱いている。


名 前 氷姫宮 幽弥 <ヒキミヤ ユウヤ>
所 属 第二班
推 理 『統計推理』
あらゆるデータから統計をとり、事件を分析する。
過去の犯罪のデータを使ったプロフィリングもその手法の一つ。
呼 称 統計探偵・統計の鬼・統計マニア
備 考 一切束縛しない、されないという徹底した態度がうけて、
ガールフレンドが大勢いる。
龍宮城之介の姉・乙姫とは恋人同士。無類の推理小説マニア。
現代ッ子の典型例のようだがジャンクフードは苦手。ついでに犬が嫌い。


名 前 九十九 音夢 <ツクモ ネム>
所 属 第二班
推 理 『曖昧推理』<ファジィスイリ>
事件の全体像を漠然と包み込むような曖昧な推理を展開し、
事件の核心にある真実を掴み取る。女の勘を極めた推理。
呼 称 ファジィ探偵
備 考 九十九十九の義妹。霧華舞衣の助手。
九十九十九と同じく日本四大悲劇である『彩文家殺人事件』の生き残り。
ポニーテールがトレードマークの心優しい少女。色覚障害がある。


名 前 鴉代 蒼也 <アジロ ソウヤ>
所 属 第二班
推 理 『理路乱歩』<リロランポ>
理(コトワリ)の路(ミチ)を推理に求めてひたすらに乱れ歩く。
要するに歩くことで右脳を刺激・活性化し、発想を得る。
呼 称 若(音夢は『若様』)・散歩探偵
備 考 鴉代蒼司の一人息子。龍宮城之介の助手。
偉大な父と比較され「バカ」と言われているようで『若』と呼ばれるのが嫌い。
短く髪を刈り込んだスポーツマンタイプで元陸上部。
ヘビースモーカーで、愛煙銘柄はキャスター。


名 前 半斗 舞夢 <ハント マイム>
業 種 総代補佐
特 技 速読
備 考 速読の達人で、事務処理能力に卓越した能力を誇る。
コンタクトのため終始瞬きが多い。
生まれて来る子供には『半斗昏夢<クライム>』と名付けようと決めている。
(ハント・クライム=クライム・ハント=犯罪者狩り)