宣誓転じて
誓約し
「ども〜、ラビでーす。
拍手あんがとね〜」
「拍手、どうもありがとう。
……って、腰にがっちりと回されたこの腕は何なのかしら?」
「へへー。イイ機会だから、ちょっくら宣誓とかかましとこうかなぁなんて」
「は? 宣誓?」
「そ」
「えー、ゴホン。
宣誓ー!
俺達二人は、ピュアラブ・シップに乗っ取りー」
「いや、ピュアラブ・シップって…」
「正々堂々、これからガッツリとラブラブになってくことを誓いまーす!」
「ちょっと待ちなさいよ。私の意志はどこに?」
「あったかい目で見守ってくれな〜」
「こーら、ラビ」
「イテテっ!
耳! 耳引っ張んないでってば!」
「勝手な事ばかり言うのはこの口?」
「へ?」
「勝手な事ばかり言う口は塞がれても文句言えないわよね?」
「!」
「───…塞がれたら文句も言えないさ」
「ふふ、私を成し崩そうなんて十年早いのよ」
「ってコトは、十年経ったらイイんだ?」
「その頃にはもう私も三十路過ぎたオバサンだろうけどね」
「いやいや、三十路越えてもってば絶対綺麗だって。
それに俺も、その頃にはきっと渋みを増した大人の男になってるだろうし?
あ、今でも俺ってば十分男前だけどね〜」
「良く言うわ…」
「まぁ、適度に楽しみにしておいてあげる」
「期待しててよ。
絶対イイ男になって腰砕けにしちゃるからさ」
Web拍手お礼だったラビ夢。
相変わらず格好良い<可愛いになってしまうウチのラビ…ぐぬぬ。