【 デュランダル・レアリエン調整室 】
「キルシュ」
「はい」
「おつかいに行こう」
「はい…?」


それは、のそんな一言で始まった。


「よし、まずは買い物メモの作成ね」


キルシュヴァッサーのキルシュなる愛称が定着して、
またそのキルシュが自分の助手となってはや数週間。
環境の変化による恒常ストレス値も下がって、安定してきた今日この頃。
そろそろか、と。
見えずともやはり職業カウンセラーであったりするは、
キルシュの行動学習と情操系の向上を目的とした訓練の一環として、
ついでに自身の楽しみも兼ねて、『買い物』という提案を選択したのだった。


「まずはブリッジにゴーよ」
「はい」



キルシュとお買い物〜。
キルシュ好きによるキルシュ好きのためキルシュ夢です(ばっか、言っちゃったよ…!)